Universal Robots UR12eの可搬重量は?気になるスペックを解説!

Universal Robots UR12eの可搬重量は?気になるスペックを解説!

協働ロボット 2025.05.23

協働ロボットで世界シェア1位のユニバーサルロボットが製品ラインナップを刷新し、新たにUR12eが5月16日に受注開始されました。それに伴い、UR10eは、UR12eの登場により置き換わる形で販売終了しました。

本ブログでは、UR12eのスペックを解説していきます。また、現在のユニバーサルロボット社の製品ラインナップも併せて紹介していきます。

協働ロボットデパレタイザ導入時における補助金活用

Universal Robotsが製品ラインナップ更新の背景

近年、自動化需要が多い溶接や研磨作業の自動化では、その精度の高さからユニバーサルロボットの需要が高まっています。そのため、溶接や研磨作業の自動化需要に応えたのではないかと推測できます。

UR10eからUR12eの主な変更点

UR10eは、UR12eの登場により置き換わる形で販売終了しました。

項目UR10eUR12e変更点・特徴
可搬重量12.5 kg12.5 kg―(変更なし)
動作半径1300 mm1300 mm―(変更なし)
標準TCP速度1 m/s4 m/s4倍高速化:サイクルタイム短縮・スループット改善に貢献
位置繰返し精度±0.05 mm±0.03 mm高精度化(±0.02 mm向上):より繊細な作業に対応可能

主な変更点は、標準TCP速度が4倍の4 m/sに向上しました。

また、位置繰返し精度が±0.05mmから±0.03mmに改善された点です。

Universal Robots UR12eスペック

UR12eの実物画像
  • 可搬重量:12.5 kg
  • 動作半径:1300 mm
  • 据付面積(ベース直径):190 mm
  • 本体重量:33.5 kg

UR12e ロボット本体 技術仕様表

項目内容
可搬重量(Payload)12.5 kg(27.5 lbs)
動作半径(Reach)1300 mm(51.2 in)
自由度(Degrees of freedom)6軸(回転ジョイント)
位置繰返し精度(ISO 9283)±0.05 mm
標準TCP速度(Max TCP Speed)4 m/s
動作温度範囲0 ~ 50℃(32 ~ 122°F)
湿度最大 90% RH(結露なきこと)
騒音レベル< 65 dB(A)
IP等級(本体)IP54
材質アルミニウム、プラスチック、スチール
据付方向任意方向(Any orientation)
設置面積(Footprint)Ø190 mm
重量(ケーブル含む)33.5 kg(73.9 lbs)
ロボットアームケーブル長6 m(236 in)
スペック表の数値(太線)については、UR10eからUR12eの変更点になります。

COM技研が考える、“現場に最適な自動化”とは

協働ロボットデパレタイザ導入時における補助金活用

自動化において重要なのは、「技術の高さ」ではなく「運用との適合性」です。いくら高度な技術であっても、それが現場に合わなければ真の効果は生まれません。

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