2026年に実施される補助金は、先日公表された令和7年度補正予算案および2026年度当初予算をベースにまとめていきます。一般会計からの支出規模は18.3兆円とされており、物価高対策とともに中小企業の成長支援が大きな柱と位置づけられています。
この政策のもと、多くの中小企業やスタートアップ企業にとって成長の基盤となる補助金が拡充されています。公募が始まってからでは準備が間に合わないこともあるため、事前の情報収集と計画が重要です。
今回は、2026年に実施が予定される補助金制度について詳しく解説します。

2026(令和8)年度に実施される補助金をまとめました!
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目次[]
中小企業生産性革命推進事業【3,400億円】
令和7年度補正予算において、3,400億円が計上されました。物価高や人手不足への対応、持続的な賃上げ支援を目的とし、成果連動型(賃上げ・生産性向上)支援が導入されています。
含まれる主な補助制度:
- 成長型中小企業等支援事業(旧:ものづくり補助金)
- デジタル化・AI導入型支援(旧:IT導入補助金)
- 小規模事業者持続化補助金
- 事業承継・引継ぎ補助金
2026年度ものづくり補助金

「ものづくり補助金」は、革新的な製品開発や生産プロセスの改善に取り組む中小企業に対して、設備投資やシステム導入費用を支援する制度です。2026年度からは「成長型中小企業等支援事業」として運用され、付加価値増加や継続的な賃上げを伴う取り組みに対して重点的な支援が行われます。
2026度におけるづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)については、補正予算のPR資料には記載がありませんでした。しかし、1200億円規模の既存基金を活用し継続する。
特徴:成果(賃上げ、付加価値増)に応じた採択評価、収益納付不要
補助率:1/2〜2/3(条件による)
補助上限:最大4,000万円
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)
デジタル化・AI導入補助金とは、中小企業等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDXの推進、サイバーセキュリティ対策、インボイス制度への対応等に向けたITツールの導入を支援する補助金です。
ただし、2026年度のIT導入補助金はツール導入はAIに限ったものとはなっていません。

2026年度小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、経営計画に基づく販路開拓等の取組を支援する制度です。また、小規模事業者等が自ら経営計画を作成して取り組む販路開拓等の取組を支援します
補助額は、申請する事業の内容や規模によって異なります。
| 類型 | 通常枠 | 賃金引上げ枠※ | 卒業枠※ | 後継者支援枠 | 創業枠 |
| 補助率 | 2/3 | 2/3 (赤字事業者については3/4) | 2/3 | 2/3 | 2/3 |
| 補助上限 | 50万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 | 200万円 |
これらの小規模事業者が対象となり、個人事業主も含まれます。また、補助金を受けるためには、事業計画書を策定し、その計画に基づいた事業活動を行うことが求められます。
2026年度事業承継・M&A補助金

この制度は、後継者への事業引き継ぎや、それに伴う経営革新・新事業展開を支援することを目的としています。また、事業承継は、企業の持続可能性を高める重要なプロセスであり、特に地域経済を支える中小企業にとっては欠かせない要素です。
省力化等の大規模成長投資補助金【3,000億円】

大規模成長投資補助金
人手不足に対応するための省力化等による労働生産性の抜本的な向上と事業規模の拡大を図るために行う工場等の拠点新設や大規模な設備投資に対して補助を行う。
地域企業経営人材確保支援事業給付金
着実な事業成長等を実行可能な経営体制を整備するため、転籍・兼業・副業・出向等により大企業から経営人材を受け入れた場合に、給付金を給付する。
| 事業名 | 補助/給付上限額 | 補足情報 |
|---|---|---|
| 大規模成長投資補助金 | 50億円 | 投資下限額:10億円 |
| 地域企業経営人材確保支援事業給付金 | 450万円 | 兼業・副業・出向の場合:200万円 |
中堅・中小企業の賃上げに向けた省力化等の大規模成長投資補助金令和5年度補正予算にて3000億円の確保が明記されており、2025年も前年度と同様の1000億円で継続されます。
中小企業省力化投資補助金

中小企業省力化投資補助金の目的は、人手不足に悩む中小企業を支援し、省力化や効率化を通じて生産性向上を促進させ、従業員一人あたりの付加価値額の増加や賃上げを実現し、企業の持続的成長をサポートすることを目指しています。
2026年度中小企業省力化投資補助金の主な変更点
令和6年に新設された省力化投資補助金が、従来のカタログ注文型に加えて、一般型が2026年度も実施されます。また、予算額3,000億円と中小企業向けの補助金では大規模な予算があり、中小企業等の付加価値や生産性向上を図り、賃上げにつなげることを目的に実施されます。
中小企業省力化補助金は、令和8年度までの実施が確定しています。
補足例
- 例1: 従業員20名の企業が500万円のロボットを導入 → 補助率1/2のため、最大250万円の補助を受けられます。
2026年補助金申請準備のポイント
補助金申請までの一般的な流れは以下の通りです。
- 情報収集
- 自分の事業に適した補助金を探し、募集要項や条件を確認します。
- 事業計画書の作成
- 補助金の目的に合致した事業計画書を作成し、必要なデータや見積もりを準備します。
- 申請書の作成
- 必要な書類を揃え、指定のフォーマットに従って申請書を記入します。
- 提出
- 期限内にオンラインまたは郵送で申請書類を提出します。
- 審査
- 提出後、書類審査や面接が行われます。
- 結果通知
- 採択の可否が通知されます。
- 事業実施
- 採択された場合、計画に基づいて事業を進めます。
- 報告書提出
- 事業終了後、成果報告書や領収書などを提出します。
必要な書類や手続きは補助金によって異なるため、事前に詳細を確認してください。また、補助金申請の準備には、多くの時間を必要とします。そのため、できるだけ早く準備を進めておくことが必要です。
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iCOM技研では、ものづくり補助金・省力化投資補助金等幅広い補助金申請をサポートしております。
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省力化・業務の効率化に興味がある
少子高齢化が進む現代日本において、製造業は深刻な人手不足問題に直面しています。また、人材不足、生産性の低下や品質の不安定化にもつながり、企業の競争力低下を招きます。
そんな課題解決の切り札として注目されているのが、協働ロボットです。
2026年度補助金を用いた省力化対策

補助金を使った協働ロボットシステムの導入事例
まとめ
2025年も多くの補助金が実施される予定です。しかし、補助金の募集が始まってから準備していては間に合いません。そのために、最新情報をチェックし、申請に向けた準備を進めましょう。
また、新設補助金や既設補助金についても募集要項が変更になっている場合があります。そのため、申請の際にしっかり確認をしましょう。


