基礎からわかる!
協働ロボットお役立ち資料集
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ジャパンマリンユナイテッド様は、国内有数の造船メーカーとして大型船から特殊船まで幅広く手掛けており、近年では熟練溶接職人の不足や技術継承が大きな課題となっています。特に造船工程の一部であるフランジ溶接では、以下のような問題を抱えておられました。
①作業負担の大きさ
フランジは多種多様なサイズ・形状があるうえ、360度にわたる連続溶接を一度に行うことが困難なため、複数回に分けた位置調整や体勢変更が必要となり、作業者の負担が大きい。
②効率化への対応
生産性を向上させるには、安定した溶接品質を維持しつつ作業時間を短縮する必要があるが、現場は「ロボットが移動できない」「多様なフランジに対応しづらい」といった制約があり、自動化に踏み切れていなかった。
こうした背景から、ジャパンマリンユナイテッド様は、将来的な人手不足・熟練技能者の減少に対応しつつ、作業者の負担を軽減するために協働ロボットの導入を検討されました。
①人手不足の解消
従来は熟練者でなければ対応が難しかった工程も、ロボットが主作業を担うことで職人の負担を軽減。熟練者以外でもロボットの補助作業や監視を中心に取り組めるようになり、人手不足のリスクに備えられます。
②作業負担の軽減
フランジの位置替えや高温部位への近接作業が減り、作業者の腰痛・熱中症などのリスクを低減。身体的負担が軽くなることで、安全性と作業効率が向上しました。
③品質の安定と生産性向上
自動化による安定した溶接条件の保持により、品質のばらつきや再作業の発生率が低減。結果的に生産性が向上し、納期を守る体制が強化されました。
①熟練者の技術継承に役立つ
溶接条件やノウハウをロボットプログラムとして蓄積するため、ベテラン作業者の技術をデータ化・標準化しやすくなり、技術継承の土台が整備されます。
②人的リソースの最適活用
ロボットが繰り返しの溶接作業を担うことで、作業者は検査や品質管理、工程管理など付加価値の高い業務に専念でき、限られた人員を有効活用できます。
③将来的な人材不足への備え
人口減少や技能者の高齢化が進む中でも、ロボットを活用した省人化が図れれば、安定した造船事業を継続するための基盤が整います。
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