近年、FANUCが再び世界的に注目されています。背景には、生成AIやロボティクス市場拡大があります。
特に最近では、GoogleやNVIDIAとの連携が大きな話題となっています。
本記事では、再び注目されている理由や展望について徹底解説します。
目次[]
FANUCとはどのような会社?

FANUCは、1956年に富士通のNC部門として始まりました。その後、FA分野を中心成長してきた企業です。
近年では、NCやロボット分野で世界的企業となっています。また近年では、AIを具現化・実装する企業として世界的に注目されています。
NC技術で世界シェアを拡大
NCとは、工作機械を自動制御する技術を指します。当時は、最先端分野として注目されていました。
その後FANUCは、CNC技術へと進化を進め、世界展開を拡大しました。現在では、世界中の工作機械で採用されています。
工作機械分野での高い存在感
FANUCは、工作機械分野でも高い存在感を持っています。中でも有名なのが、小型加工機「ROBODRILL」です。
ROBODRILLは、高速加工や高精度加工を得意としています。そのため電子部品や半導体分野でも活用されています。
また近年では、EV関連部品加工用途でも需要が高まっています。さらに自動化提案も積極的に進めています。
世界最大級のロボットメーカー
現在のFANUCを象徴するのがロボット事業です。
FANUCは、1970年代からロボット開発を進めており、現在では、世界最大級のロボットメーカーです。特に自動車業界では、高い導入実績を持っています。
高可搬・高耐久性を持つ産業用ロボット
FANUCの産業用ロボットは、高可搬・高耐久性が特徴です。搬送や溶接、荷役用途まで幅広く対応しています。
また、AI画像認識・経路生成など新技術との親和性も高いです。
協働ロボット
近年では、協働ロボットも注目されています。人と同じ空間で使用しやすい点が特徴となっています。従来の産業用ロボットのような専用機ではなく、汎用的な使い方ができる特徴があります。
FANUCが再注目されている要因

現在、FANUCはAIとの連携で再び注目されています。特にGoogleやNVIDIAとの協業が大きな話題です。
従来のロボットは、固定動作の繰り返しが中心でした。しかし現在は、AIによる認識や判断が進み始めています。
その中でFANUCは、現場実装力を持つ企業です。AIを製造現場で使える形にできる点が強みです。また、AIや半導体市場の拡大も追い風です。
自動化需要の高まりも、注目度を押し上げています。
FANUCとGoogleとの連携
2026年5月13日、FANUCはGoogleとの協業により、フィジカルAIロボットシステムを構築したと発表しました。
この協業では、GoogleのAI技術を活用したロボットシステムが注目されています。
特に、GeminiやGemini Enterpriseの活用が大きなポイントです。これにより、自然言語によるロボット操作の可能性が広がっています。
従来は、ロボット操作に専門的なプログラミング知識が必要でした。
しかし今後は、現場担当者が言葉で作業内容を指示できる可能性があります。
GoogleのAI技術とFANUCのロボット技術が結びつく意義は大きいです。
そのため、この連携は製造現場におけるAI活用を加速させる取り組みといえます。
FANUCとNVIDIAとの連携
さらに2026年5月15日、FANUCはNVIDIAとの連携強化も発表しました。
この連携で特に注目されているのが、デジタルツイン技術です。
デジタルツインとは、現実の工場やロボット動作を仮想空間に再現する技術です。
仮想空間上で設備配置やロボット動作を確認できる点が特徴です。
FANUCは、ROBOGUIDEとNVIDIA Isaac Simの連携を進めています。
これにより、実機導入前の検証や立上げ工数の削減が期待されています。
また、AIが仮想空間で動作を学習する流れも重要になっています。
学習結果を現実のロボットへ反映できれば、開発効率の向上につながります。
今後のFANUCの展望

今後のFANUCでは、AIとロボティクスの融合がさらに進むと考えられます。特に、フィジカルAIやデジタルツインは重要なテーマになります。
従来のロボットは、決められた動作を高精度に繰り返すことが得意でした。一方で今後は、周囲を認識しながら判断するロボットへ進化すると見られます。自然言語による指示やAIティーチングも、今後さらに進化していくでしょう。
これにより、ロボット導入のハードルは今より下がる可能性があります。中国ロボットメーカーが成長する中で、FANUCは信頼性で差別化しています。制御技術や導入実績を強みに、AI時代の製造現場を支える存在となるでしょう。
まとめ
近年、FANUCはAIとロボティクスの融合によって、再び世界的に注目される企業となっています。
Googleとの連携では、GeminiやGoogle Cloudの技術を活用し、自然言語によるロボット操作が注目されています。
NVIDIAとの連携では、ROBOGUIDEとIsaac Simを活用したデジタルツイン環境の進化が進んでいます。
これらの取り組みにより、ロボットは単なる自動化設備から、AIと連携する知的な設備へ変わり始めています。
今後、製造業では多品種化や人手不足への対応がますます重要になります。その中でFANUCの役割はさらに大きくなるでしょう。
現在のFANUCは、AI時代の自動化を支える重要企業として、改めて世界から注目を集めています。
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