近年、物流や食品工場などで積み付けの自動化が進んでいます。人が作業を行うリスクや産業用ロボットのメリットデメリット、協働ロボットによる積み付けなど様々な観点から解説します。
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人による積み付けの課題
高く積み上げるには限界がある
一般的な男性の場合、重さにもよりますが肩までの高さまで積み付けを行うことができます。高さとしては約150cmです。
しかし、トラックの内高は2.6mあり、輸送効率を上げるためには2m以上積めるだけ積む必要があります。人の手による積み付けでは2m以上積むことはできません。
長時間作業できない
人は、重さ30kgの荷物を休みなく積み付けることはできません。せいぜい2~3時間が限界でしょう。
また、腰痛や欠勤により作業が止まってしまうといった人のコンディションに頼ってしまう問題もあります。
物流2024年問題を攻略しよう!
物流の2024年問題
物流の2024年問題は、法改正により残業時間が年960時間に制限されることにより、運べないといったことが起きています。
各社の取り組み
近年は、従来の運送方法から貨物輸送の方法として鉄道などを用いるモーダルシフトも活発化しています。しかし、大半の企業は従来の輸送方法のまま変われていないというのが現実です。
そこで、弊社は協働ロボットを用いた積み付けの効率化によってこの問題に取り組んでいます。以下で人と協働ロボットを比較し、どのくらい効率化が図れるのか解説していきます。
産業用ロボットによる積み付け
直交式
アーム式
主に大きな物流倉庫などで用いられている手法で、高効率でパレタイジングが可能になります。高精度で重い荷物を迅速に積み上げることができ、作業の効率化と継続性に優れています。
産業用ロボットのデメリット
産業用ロボットのには事故防止用の柵の設置が義務付けられており、広いスペースが必要になります。大規模な設備投資が必要となるめ導入が進まないことが起きます。
また固定の設備のように移動できないので、プログラムの変更も容易ではありません。そのため多品種少量生産に必要なレイアウト変更、柔軟さが不足しています。
協働ロボットが問題を解決?
物流の2024年問題や、人が積み付けを行う課題、これらの解決策として近年協働ロボットの導入が進んでいます。
効率よく積み付けを行う事で実際に商品を運ぶ時間をしっかり確保し、積み付け品質の向上や安定化など様々なメリットがあります。
また、弊社のパレタイザーは、2m以上の積み付けが行えるパレタイザーもあります。
iCOM協働ロボット標準システムと他社比較
iCOM技研の基本パッケージ | F社 | |
可搬重量* | 30㎏ | 30㎏ |
品種登録 | 無制限 | 10個まで |
ハンド切り替え | 〇 | オプション対応 |
積み付け高さ | 2300㎜ | 1900㎜ |
多品目積み付け | 〇 | × |
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