人手不足の問題を持ちつつ、生産性向上という課題を解決しなくてはならない射出成形ビジネスにおいて、自動化や省人化は大きなテーマです。特に、これから夜間無人運転などを検討している企業様にとっては重要な事項です。

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射出成形の流れ

溶融(ようゆう)
まずは材料の準備です。材料とはペレットと呼ばれる粒状の樹脂やマスターバッチと呼ばれる着色剤のことです。これを、ホッパー部分に投入すると、シリンダーに入ります。
充填(じゅうてん)
まず取り付けた金型を閉じ、締め付けます。樹脂を射出する際に高い圧力が金型にかかる為、金型が開かないよう強い締め付けが必要になります。
そしてシリンダーの先端のノズルを金型に押し付け、圧力をかけながら溶融した材料を金型内に射出します。
固化(こか)
金型を冷却することで成形品を冷やし固めます。成形品が固化したら金型を開き、成形品を取り出します。主にこの3つの作業によって製品が作られます。
成型後の製品の流れ

射出成形後の問題点
射出成形の作業自体は多くが自動化されています。しかし、製品が出来た後の作業を現在も人が行っています。それぞれ、検品作業で起きる問題点と箱詰め作業で起こる問題点について紹介します。
射出成型の検品の問題点
射出成形の製造現場における課題のひとつに、素材や射出速度、温度など、さまざまな要因により発生する成形不良があります。

小さな凹みやヒビ(クラッキング)でも不良品となるため、人が検品作業を行うとどうしても見落としなどが発生してしまいます。
箱詰め作業でも問題点

箱詰め作業は、同じ作業を何度も繰り返すため作業者にとっては苦痛に感じる場合があります。また、個数間違いや、作業ペースの変動により作業効率が下がってしまいます。
射出成形後の作業を自動化!

検品作業を自動化しよう
近年、不良品検査で協働ロボットを用いたシステムを導入される企業が増加傾向にあります。トヨタ自動車は、塗装後の車体の検査などに協働ロボットを用いています。
製品がコンベアで流れてくる際に、様々な角度から製品を検査する事ができます。また、協働ロボットに検査装置とピッキングハンドを装着させれば、検査とピッキング作業をどこに移動させてもすぐに行える点が強みではないでしょうか?
箱詰め作業の自動化は?
検品と箱詰めを1台のロボットで自動化できる?

検品と箱詰め作業は1台のロボットで行う事ができます。
協働ロボットであれば金型交換時に移動させることも!
金型交換時に固定された設備があるだけで邪魔。ロボットアームがあるとさらに邪魔。しかし、協働ロボットであれば移動させて別のレーンで稼働させておくことができます!

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