アメリカに本社を置くブライトピック社(Brightpick ケンタッキー州)の倉庫ロボットシステムについて、電子デバイス産業新聞から興味深い記事をピックアップして紹介させていただきます。
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会社概要
Brightpick社は、倉庫業務を自動化するAIロボット「Brightpick Autopicker」を提供する企業です。ピッキング速度を2倍にし、労働コストを最大80%削減可能です。2021年設立、現在は米国を拠点とし、ヨーロッパとアメリカで300台以上のロボットを展開中。主に食料品や医薬品のオンライン販売企業が導入しています
資金調達の記事概要
AIロボット分野で注目されるブライトピックは、資金調達を成功させました。今回調達した金額は、驚異の1200万ドルにのぼります。この資金により、米国市場での事業展開を加速します。また、同社の累計調達額は4700万ドルを突破しました。これにより、同社の市場での成長が一層期待されています。
ブライトピックの倉庫ロボットとは
ブライトピックのシステムは世界最先端のeコマース倉庫です。完全にAIロボットによって運営されています。
これらのロボットが在庫の補充から注文のロボットピッキング、発送準備までをすべて行っています。
ブライトピックのシステム導入事例
マーケットプレイスである The Feed は、コロラド州のフルフィルメント センターを 48 台の Brightpick Autopicker ロボットで完全に自動化し、1 シフトあたりわずか 4 人の作業員で 1 日 50,000 個の商品をピッキングしています。
ブライトピックのシステム導入後
ピッキング作業の95%を削減
導入企業は、オペレーションの迅速化を実現できます。従来この作業を行うのに必要な人員50 ~ 100 人を削減しました。現在は、4~5人で回しており、ピッキング作業など人が介入しなくてよいシステムとなっています。
コストの低減
注文品処理コストを半分に削減することで、運営コストの大幅な軽減に成功しています。48台のオートピッカーロボットにより、商品のピッキング、在庫補充、発送準備といった労働集中型の作業をほぼ完全に自動化しています。従来この作業を行うのに必要な人員50 ~ 100 人を削減しました。これにより、人間による手作業が大幅に削減され、人件費を抑えることができます。
協働ロボットとブライトピックシステム
ブライトピックロボットは、倉庫内の作業を完全自動化を目指したeコマース倉庫向けは最適解です。一方、協働ロボットは以下のような役割分担で活用されています。
ブライトピックシステム
前述の通り、このシステムは完全自動化を目指したeコマース倉庫向けの最適解です。高頻度で繰り返しが必要な定型作業の自動化を得意としています。特に、商品のピッキングや発送準備に向いているシステムと言えます。
また、1台での導入ではなく多数のシステムを導入することで効果を発揮するシステムとなっています。
協働ロボットシステム
協働ロボットは、その名の通り人との協働作業が可能なロボットとなっています。積み付けやその他の様々な自動化を行いたい工程にピンポイントで導入可能です。また、安全柵を必要としないため非常に省スペースな導入が可能となっています。
今回のブライトピックシステムでも協働ロボットが使われていました。自動化設備に組み込むこともでき、ピンポイントでの導入も可能です。
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