特徴
MIRKAは、フィンランドに本社を置く研磨材・研磨工具メーカーです。研磨材、電動サンダー、ポリッシャー、集塵装置、バックアップパッドなど、表面処理に必要な製品を幅広く展開しています。研磨面から粉じんを効率よく吸引するネット研磨材と集塵システムを強みとしており、自動車、金属加工、木工、船舶、航空宇宙、複合材料など、幅広い分野の表面処理工程で活用されています。
ロボットによる研磨、研削、ポリッシングの自動化にも対応しており、ロボット用サンダー、ポリッシャー、接続アクセサリー、ロボットキット、自動研磨材交換装置などを展開しています。AIROSシリーズは、高負荷な研磨作業の自動化を目的とした電動サンダーです。
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一定の回転数と押付け条件で、研磨品質を安定化
MIRKA AIROS 550S・650Sの大きな特長は、ブラシレスモーターによって研磨時の回転数を安定して制御できる点です。手作業による研磨では、作業者の力加減、工具の移動速度、研磨角度、加工回数などによって、削り量や表面状態にばらつきが生じやすくなります。AIROSシリーズをロボットに取り付けることで、サンダーの回転数、ロボットの移動速度、研磨軌跡、加工回数などの条件を管理しやすくなります。
回転数は4,000~10,000rpmの範囲で設定でき、長寿命のブラシレスモーターにより、高負荷な研磨や連続運転にも対応します。また、電動式のため、サンダー駆動用の圧縮空気は不要です。専用モータードライブキャビネットから電源と制御信号を供給し、PLCやロボットコントローラーから起動、停止、回転数を制御できます。
125mm・150mmの2モデルと集塵対応で、幅広い研磨工程に適応
MIRKA AIROSシリーズには、直径125mmのAIROS 550Sと、直径150mmのAIROS 650Sがあります。両モデルとも、オービット量5mm、回転数4,000~10,000rpm、モーター入力350Wで、中央集塵に対応しています。MIRKAのネット研磨材、バックアップパッド、集塵装置を組み合わせることで、粉じんの飛散、研磨材の目詰まり、ワーク表面への粉じん残留を抑えやすくなります。
- AIROS 550Sは、比較的小さな部品、曲面、形状変化のあるワーク、部分研磨に適しています。
- AIROS 650Sは、一度に加工できる面積が広く、大型パネル、平面部品、自動車外装部品、木製パネルなどの広範囲研磨に適しています。
本体はIP66の防塵・防水構造を備えており、乾式研磨だけでなく湿式研磨にも対応します。また、ISO 9409-1対応フランジにより、協働ロボットや産業用ロボットへ組み込みやすい構成です。Universal Robots向けには、AIROS 650S、モータードライブ、接続用フランジ、ケーブルなどを組み合わせた専用キットも用意しています。
<導入用途例>
- 研磨・サンディング
- 塗装前の足付け
- 金属部品の表面仕上げ
- 樹脂成形品のキズ取り
- 木材・家具部品の研磨
- 複合材料の表面処理
- 自動車外装部品の研磨
- 船舶・航空機部品の表面仕上げ
- 塗膜除去
- 乾式研磨
- 湿式研磨
- 曲面ワークの表面仕上げ
用途/事例
- 研磨
- サンディング
- 塗装面処理
- 樹脂部品研磨
- 金属表面研磨
- 教育・研究用途
- その他
仕様
| 項目 | AIROS 550S | AIROS 650S |
|---|---|---|
| 型式 | MIRKA AIROS 550S | MIRKA AIROS 650S |
| パッド径 | 125mm | 150mm |
| 回転数 | 4,000~10,000rpm | 4,000~10,000rpm |
| オービット量 | 5mm | 5mm |
| モーター入力 | 350W | 350W |
| モーター方式 | ブラシレスモーター | ブラシレスモーター |
| 本体重量 | 1.4kg | 約1.4kg |
| 保護等級 | IP66 | IP66 |
| 集塵方式 | 中央集塵対応 | 中央集塵対応 |
| ロボット接続 | ISO 9409-1対応フランジ | ISO 9409-1対応フランジ |
| 通信方式 | Modbus RTU/PROFINET | Modbus RTU/PROFINET |
| 対応研磨 | 乾式・湿式 | 乾式・湿式 |
※使用にはAIROS本体のほか、モータードライブキャビネット、接続ケーブル、ロボット接続用アダプター、バックアップパッド、研磨材、集塵ホース、集塵装置などが必要です。
※導入するロボット、通信方式、ワーク形状、研磨条件に合わせて構成を選定します。
MIRKA AIROS 550S・650S単体には、押付け力を検出・制御する機能はありません。
AIROS側で制御できる主な項目は、サンダーの起動・停止と回転数です。
押付け力を一定に保つには、次のいずれかを組み合わせます。
- 協働ロボットに内蔵された力覚センサと力制御機能
- ロボット先端に取り付ける外部力覚センサ
- FerRobotics ACF-Kなどのアクティブコンプライアンス機器
- エアシリンダーやパッシブフランジによる追従機構
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