近年、製造現場における省人化は急務の課題となっています。特に、研削・研磨業界では、人手不足や熟練工の高齢化が大きな問題となっており、その解決策として注目されているのが研磨の自動倣いユニットです。
ATI社は、ツールチェンジャーやトルクセンサーなど様々な製品がラインナップされています。今回は、ATIのロボット研磨用自動倣いユニットの概要から製品説明までを詳しくご紹介します。

目次[]
はじめに
ATI Industrial Automation社の会社概要
ATI Industrial Automation 社は、1989 年に設立され、市場で最高のロボット生産性ツールの販売を開始しました。それ以来、ATI は業界で最も信頼性が高く柔軟性のあるロボットエンドエフェクターの開発に専念しており、現在もそのミッションに従って、ロボットの生産性を高める最先端の製品の開発を続けています。
ATI製品の特徴
ATIの製品には、ロボットオートツールチェンジャー、力/トルクセンサー、バリ取りツール、衝突(コリジョン)センサー、コンプライアンスデバイスなどが含まれています。特にオートツールチェンジャーと力/トルクセンサーは世界トップレベルのシェアとなっています。
ATI研磨ユニットの仕様

ATIの各種製品の仕様書
ATIの製品やスペックについてはこちらから
ATI研磨ツール
AOV-10(オービタルサンダー)

AOV-10 製品特徴
AOV-10は、表面の研磨や準備作業に最適なツールで、高精度と一貫性を提供します。堅牢なベーンモーターを搭載し、長時間使用でも安定した性能を発揮します。組み込みのコンプライアンス機能により、ロボットプログラミングの手間を軽減し、簡単に取り付け可能です。高い保守性でメンテナンスが容易、ダウンタイムを最小限に抑えます。自動化により手作業を超えた精度と速度での作業が可能です。
CDB(バリ取り)

CDB製品特徴
コンプライアントバリ取りブレード (CDB) は、手作業によるバリ取りを自動化するためのソリューションです。CDBシリーズには、モーターレスのモデルもあり、ハンドツールと互換性があり、様々な材料に対応し効果的にバリを除去します。また、自動ブレード交換のオプションも用意されており、操作の効率をさらに高めます。
CRT(バリ取り)

CRT製品特徴
コンプライアント往復ツールは、角や深い溝のバリを除去するのに適したやすり掛け動作が可能です。切削の程度は調整可能で、様々な製品の仕上げに最適です。
ATIで可能な研磨工程
上記以外の研磨ツールのラインナップはRC(半径方向コンプライアントバリ取りツール)ACT(軸方向コンプライアント仕上げツール)など様々あります。

ATIの各種製品の仕様書
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研磨の自動化が解決できること
ロボット研磨ユニットは、人手不足や熟練工の高齢化に対応するための効果的なソリューションです。高精度な研削・研磨作業を自動化し、製造現場の効率を大幅に向上させます。多様な製品ラインナップと高度な制御方式により、さまざまなニーズに対応可能です。