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【最新版】2024年ものづくり補助金について解説!

【最新版】2024年ものづくり補助金について解説!

お役立ち情報 2024.07.18

中小企業は働き方改革と人手不足の問題に直面し、生産性向上が急務となっています。国はこれを支援するために「ものづくり補助金」を含む補助金制度を推進しています。

この記事では、ものづくり補助金の概要と活用方法について解説しています。

2024年(令和6年度)のものづくり補助金の概要

ものづくり補助金とは

ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が生産性向上を目指して行う革新的なサービスや試作品の開発、生産プロセスの改善などの設備投資を支援するための制度です。正式名称は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」です。この補助金は、働き方改革や賃上げ、インボイス制度などの制度変更に対応するための取り組みをサポートします。

17次・18次の変更点

申請枠・補助上限額の変更

  • 省力化枠の新設(17次から): 省力化(オーダーメイド)枠が新設され、これまでの基本枠やデジタル枠からシフトします。
  • 補助上限額の大幅アップ: 最大1億円(従来の2倍)に引き上げられ、中小企業が大規模な生産改革を行いやすくなります。
  • 大幅賃上げ特例の強化: 補助上限額引き上げの特例が最大2倍に拡充されます。

新しい審査形式

  • 口頭審査の導入: 一定額以上の申請についてはオンラインでの口頭審査が導入されます。

申請枠の詳細

ものづくり補助金の申請枠の詳細

省力化(オーダーメイド)枠

概要: ICT、IoT、AI、ロボット、センサー等を活用し、専用設備による生産プロセスやサービス提供方法の改革を支援。

補助上限額・補助率:

  • 5人以下: 750万円(1,000万円)、補助率1/2、小規模・再生2/3
  • 6~20人: 1,500万円(2,000万円)
  • 21~50人: 3,000万円(4,000万円)
  • 51~99人: 5,000万円(6,500万円)
  • 100人以上: 8,000万円(1億円)

申請要件: 3〜5年の事業計画を策定し、年平均成長率3%以上、給与支給総額年平均成長率1.5%以上、最低賃金を地域別最低賃金+30円以上にすることなど。

製品・サービス高付加価値化枠

概要: 革新的な製品やサービスの開発に必要な設備・システムの導入を支援。

補助上限額・補助率:

  • 通常類型: 5人以下750万円(850万円)、補助率1/2、小規模・再生2/3、新型コロナ回復加速化特例2/3
  • 成長分野進出類型: 5人以下1,000万円(1,100万円)、補助率2/3

申請要件: 新製品・サービスの売上高が企業全体の売上高の10%以上となる事業計画を策定すること。

グローバル枠

概要: 海外事業によって国内の生産性を高めるための設備・システム投資などを支援。

補助上限額・補助率:

  • 5人以下: 3,000万円(3,100万円)、補助率1/2、小規模2/3

申請要件: 海外事業に関する実現可能性調査を実施し、社内に海外事業の専門人材を有すること。

ものづくり補助金についてさらに詳しく!

ものづくり補助金についてさらに詳しく解説しています。ダウンロードしてチェック!!

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申請の流れ

  1. 事前準備(GビズIDの取得)
  2. 公募開始
  3. 申請受付
  4. 審査(書面審査→口頭審査)
  5. 補助金交付候補者決定
  6. 交付申請・決定
  7. 補助事業実施(事業実施→中間検査→実績報告)
  8. 確定検査(交付額の決定)
  9. 補助金の請求
  10. 補助金の支払
  11. 事業化状況報告・知的財産権報告(毎年4月)

申請は全て電子申請システムを通じて行われ、GビズIDプライムアカウントが必要です。

2024年度ものづくり補助金のスケジュール

18次

  • 公募開始: 2024年1月31日(水)17:00~
  • 電子申請受付: 2024年3月11日(月)17:00~
  • 申請締切: 2024年3月27日(水)17:00まで
  • 補助金交付候補者決定: 2024年6月下旬頃(予定)
  • 補助事業実施期間: 2024年12月10日まで
  • 補助金の請求: 2025年1月31日まで

注意点

  • GビズIDの作成には2~3週間かかるため、早めの申請準備が推奨されます。

ものづくり補助金でよくある質問

Q. 17次締切と18次締切に2回申請することは可能?

  • 2回申請することはできません。どちらか1回のみの申請が可能です。

Q. ものづくり補助金 2024年の採択率はどのくらい?

  • 採択率は例年30〜40%、前回は48.8%でした。

Q. ものづくり補助金 2024年は17次・18次の2回だけ?

  • 現在予定されているのは17次・18次のみですが、19次以降も実施される可能性があります。

補助金を用いた省力化の事例

補助金を使った協働ロボットシステムの導入事例

研磨ロボット

粗削り、面取り、バフ磨き、ビード除去、鏡面仕上げなど研磨作業を自動化できる協働ロボットシステムです。

研磨ロボットものづくり補助金で導入する際の一例として挙げている。

溶接ロボット

MIG/MAG・TIG・レーザーなどの溶接工法に対応できます。また、溶接機の対応メーカーは、DAIHEN(ダイヘン)やPanasonic(パナソニック)、フロニウスなど大手メーカーへの接続ができます。

補助金を用いた溶接協働ロボットの事例。ものづくり補助金で導入する際の一例として挙げている。

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