特徴
ATI Industrial Automationの特徴はこちら
高速往復運動で、深い溝や狭い箇所のバリを除去
ATI CRT-12-5の大きな特長は、ヤスリを高速で往復させる加工方式です。回転式のバリ取りツールでは、工具径やスピンドル形状の影響により、深い溝、細い隙間、直角に近い角部などへ工具を当てにくい場合があります。
CRT-12-5は、5mmシャンクのヤスリを装着し、空気圧によって毎分12,000ストロークの往復運動を発生させます。細長いヤスリを使用できるため、回転工具では入りにくい箇所にも工具先端を届かせやすくなります。
鋳造品のパーティングライン除去、ダイカスト部品のバリ取り、深溝内部のバリ除去、狭い隙間や角部の仕上げ、切削加工後のエッジ仕上げなどに適しています。ヤスリの形状や粗さをワークに合わせて選定することで、さまざまな部品形状やバリの状態に対応できます。
ラジアルコンプライアンスでばらつきに追従し、手ヤスリ工程を自動化
鋳造品やダイカスト部品は、同じ製品であっても寸法、バリの位置、パーティングラインの高さなどにわずかなばらつきが生じる場合があります。CRT-12-5は、工具先端が加工方向に対して横方向へ変位するラジアルコンプライアンス機構を備えています。コレット位置で最大約8.1mmのコンプライアンス距離を持ち、加工面の位置変化や輪郭のばらつきに工具が追従します。
コンプライアンス力は約13~89Nの範囲で調整でき、バリの大きさ、ワーク材質、ヤスリ形状などに応じた加工条件を設定できます。これにより、工具の過度な押し付けや食い込み、接触不足を抑えながら、安定したバリ取りを行いやすくなります。
CRT-12-5をロボットに取り付けることで、作業者の経験や力加減に依存していた手ヤスリ工程の自動化を検討できます。仕上がりのばらつき低減に加え、粉じん、振動、騒音、繰り返し作業による作業者負担の軽減にもつながります。なお、CRT-12-5は力覚センサによって加工力を測定し、フィードバック制御する製品ではありません。機械的なコンプライアンスと空気圧を利用して、ワーク形状や加工位置のばらつきに追従するバリ取りツールです。
<導入用途例>
- 鋳造品のバリ取り
- ダイカスト部品のバリ取り
- パーティングラインの除去
- 深溝内部のバリ取り
- 狭い隙間や角部の仕上げ
- 切削加工後のエッジ仕上げ
- 金属部品のロボットファイリング
- 複雑形状部品の輪郭仕上げ
- 成形品の突起除去
- 手ヤスリ工程の自動化
用途/事例
- ロボット研磨
- バリ取り
- 仕上げ
- 深溝加工
- 狭所加工
- エッジ仕上げ
- 教育・研究用途
- その他
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 型式 | CRT-12-5 |
| 製品分類 | コンプライアンス機構付き空気式往復バリ取りツール |
| 加工方式 | ヤスリの往復運動 |
| 無負荷速度 | 12,000ストローク/分 |
| ヤスリストローク | 5mm |
| 対応工具 | 5mmシャンクのヤスリ |
| コレット位置でのコンプライアンス距離 | 約8.1mm |
| コンプライアンス力 | 約13~89N |
| 駆動方式 | 空気圧 |
| 主な用途 | バリ取り、ファイリング、パーティングライン除去、深溝・狭所・角部の仕上げ |
※実際の選定・システム設計では、供給空気圧、空気消費量、取付寸法、使用可能なヤスリ形状、ロボットの可搬質量、加工方向、加工反力などをご確認ください。
関連製品

i Palletizer R
外部一軸パレタイザーで高積載を実現します
補助金対象製品

i Palletizer S
コンパクトで25kg可搬、協働ロボットパレタイザー
補助金対象製品

省力化補助金カタログ型対象製品
経済産業省が省力化効果を認めたパレタイザー
補助率最大50%
補助金対象製品
- i Palletizer R
- i Palletizer S

UR7e
汎用性×高出力=UR7e
可搬重量7.5kg
リーチ850mm

UR12e
中量工程の自動化に
可搬重量12.5kg
リーチ1300mm

UR30
次世代のハイパワーモデル
可搬重量35kg
リーチ1300mm
カタログ

ATI 製品カタログ
協働ロボットや産業用ロボットを使用した圧入、精密組立、研磨、バリ取り、接触検査、荷重測定など、力制御を必要とする自動化設備の導入検討にご活用ください。
