近年、労働力不足や生産性向上のニーズが高まっています。それに伴い、製造現場では協働ロボットの導入が進んでいます。しかしその一方で、導入コストの高さが課題となっています。しかしながら、「価格の高さ」が導入の大きなハードルになっているのも事実です。
そんな中、注目を集めているのが「FAIRINO(フェアリノ)」です。
「価格の壁」を打ち破り、より多くの企業が協働ロボットを導入できる時代を切り開く存在として注目されています。

FAIRINOとは?
FAIRINOは、中国のロボットメーカーによって開発されたブランドです。正式には「Fair Innovation (Suzhou) Robot System Co., Ltd」です。本社は中国・蘇州にあり、技術開発に力を入れています。
同社は、モータや減速機などの中核部品を自社で製造しています。つまり、設計から生産までを一貫して行える技術力を持ちます。また、信頼性の面でも高く評価され、ALIBABAの出資を受けています。このような実績が、企業としての信頼性をさらに高めています。
こうした体制を背景に、FAIRINOは市場に投入されました。高品質でありながら、価格面でも優れた製品が揃っています。つまり、性能とコストの両立を実現したブランドなのです。
主な特徴

協働ロボットの特徴である安全性やティーチング、省スペースなどの基本的な機能に加え、圧倒的な低価格を実現しています。
- 価格帯:100万円台〜(モデルによる)で導入可能
- 直感的な操作:PCやタブレットからLAN経由で簡単に操作
- 省スペース設計:中小規模の工場にも最適
- 高い安全性:ISO規格に対応し、安全認証も多数取得
- 多用途対応:ピック&プレース、ネジ締め、検査、研磨など様々な用途に活躍

FAIRINOの製品カタログ
FAIRINOについての詳しいスペックがすべてわかります。情報収集にぜひご活用ください。
なぜFAIRINOは低価格なのか?
ロボットが高額になる要因の一つは、外部から高精度な減速機やサーボモータなどを調達することにあります。
FAIRRINOの開発元は、これらのコア部品を自社で開発・製造しており、外部コストを大幅に削減しています。また、最後発メーカーとして過剰仕様を避け、実用に必要十分な性能に絞った設計を徹底し、コストパフォーマンスの高い製品に仕上げています。
FAIRINO他社製品(周辺機器)との互換性

FAIRINOの協働ロボットは、他社製の周辺機器と高い互換性を持っています。つまり、既存の設備やツールと組み合わせて活用しやすいのが特長です。
たとえば、Jodell社製の電動グリッパーなどと連携可能です。このため、用途に応じたハンド選定が柔軟に行えます。また、ビジョンシステムとの接続にも対応しており、画像認識や位置補正などの自動化にも貢献します。
つまり、高度な作業も精度よく実現できるということです。
さらに、専用のケーブル保護システムやロボットカバーも用意されています。
これらはFAIRINOだけでなく、他社製ロボットにも流用できる汎用性を備えています。
中国協働ロボット「FAIRINO」まとめ
FAIRINOは、「協働ロボットをもっと身近に」をコンセプトに誕生した、新世代の格安協働ロボットです。
高い安全性・操作性・拡張性を兼ね備えながらも、圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。
中小企業でも無理なく導入できる協働ロボットとして、次世代の製造現場に最適な選択肢となることでしょう。
FAIRINOは、価格、性能、操作性がそろった協働ロボットです。導入ハードルが低く、幅広い業種で自動化に貢献しています。これから協働ロボットを検討する企業に最適な選択肢です。
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iCOM技研の取り組み
iCOM技研では、協働ロボットとAIを中心にシステムインテグレーター事業を展開しております。協働ロボットシステムの導入を依頼されるだけでなく、ソフトウェア開発やAI開発も相談いただいております。
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